3DCG アニメーション制作のためのDiffuse Pass の段階的分別による制作とその効果

Conference
GO Kentaro, 3DCG アニメーション制作のためのDiffuse Pass の段階的分別による制作とその効果, 2014,

2013年度卒業研究論文

概要

CG 制作において動的なシーンのライティング情報を確認するために度々一枚の静止レンダリングを繰り返すことが一般であり、手間がかかることが問題である。しかしレンダリング後に修正を行なうには一連の画像を再び書き出す必要があった。
そこで本研究では、レンダリング画像を複数のパスに振り分け、デフューズパスをベースカラーと段階的陰影に分別し、領域を決める閾値と色域を変える事でアニメーションをレンダリング後の合成段階でライティング情報の修正を試み検証した。またこの手法でアニメーションを制作、見られた結果や一般作業での流用性を考察した。
結果として閾値の変化はライティングの強弱、色域は色に対する修正効果が見られた。制作においてはライティング修正の他、陰影の強弱などパスがない場合と比べ幅広い操作性が見られた。