多変量データの視覚表現を用いた議事録可視化手法の提案

Thesis
Yukika FUKUDA, 多変量データの視覚表現を用いた議事録可視化手法の提案, 2015, https://www.mast.tsukuba.ac.jp/intra/thesis/fy2014/pdf/0012011114522.pdf

2014年度卒業研究論文。

概要

 会議は、議論により多角的な視点から目標を再認識し、問題に対する解決策のひらめきや、個人では気付けなかった新たな発見が期待できる。そのことから、会議は重要な場であると言われている。議事録は効率的な会議を行う上で必要な要素の1つであるが、文書量の多さから閲覧者に負担がかかるため、議事録の論点を容易に把握できるような形にし、閲覧時の負担軽減が望まれている。また、議事録の閲覧者によって必要とする情報が異なるにもかかわらず、それぞれのニーズに応えて議事録を再構成することができないという問題も存在する。
 本研究の目的はこれらの問題を解決し、閲覧者の議事録閲覧時の負担を軽減することである。そのため、多変量データの視覚表現を用いた議事録の可視化手法の提案を行った。実際に、閲覧者の負担を軽減できているか既存の方法と比較するため評価実験を行った。その結果、提案手法は閲覧時の情報探索をスムーズにし、閲覧者が気軽に閲覧することができた。