インフォグラフィックスを用いた同一話者のプレゼンテーションにおける『間』の比較- Steve Jobs のプレゼンテーションを対象として-

SAKAGUCHI Momoko, インフォグラフィックスを用いた同一話者のプレゼンテーションにおける『間』の比較- Steve Jobs のプレゼンテーションを対象として-, 2013,

2012年度卒業論文

概要

プレゼンテーションは主に一対多における情報伝達の手段として、ビジネスや教育等の様々 な場面で行われている。プレゼンテーションの目的である効率的な意図の伝達のため、プレ ゼンテーションにおけるわかりやすさの要因の分析やプレゼンテーション中の観客の反応を リアルタイムで知ることができるソフトウェアの開発などが行われている。

本研究では、プレゼンテーションにおける分かりやすさの要因の分析を対象とした研究の 結果としてあげられた「聞き手が発表内容を整理し、理解する時間」すなわち『間』に注目 し、同一話者のプレゼンテーションにおいて『間』がどのように使われているのかを比較する ために『間』を含む複数の指標を視覚的に表現したインフォグラフィックスの制作を行った。

Steve Jobs を対象として制作したインフォグラフィックスから、「見どころの前後」「話題の変 化のタイミング」「新製品の話」で『間』を取る傾向が複数のプレゼンテーションで見られた。